荻窪の学習塾・本多セミナー

大人になって振り返る算数

大人になって振り返る算数


整数の考え方3

できるだけ急いで答えてください。

「出席番号10番の人から100番の人までは全部で何人いるのでしょうか?」

もちろん正解は91人ですね。この数えることが上手にならないとうまくいかない代表題として、カレンダーの問題がありますね。1日ずれたら意味がありません。それでは…

[問]今年の4月6日は金曜日です。では今年の9月1日は何曜日ですか?

4月6日から9月1日まで何日あるかきちんと数えられれば、あとは周期を利用して簡単です。 4月は30−(6−1)=25(日)、5月は31日、6月は30日、7月は31日、8月も31日、9月は1日だけなので

25+31+30+31+31+1=149

149÷7=21…2(金、土) 答 土曜

オヤ?2学期の始業式は土曜日ですか。

この考え方に自信を持つために少し詳しく説明しましょう。

21…2の意味を考えると商の21は21週あり、余りの2はそのあと2日残るということです。4月6日(金)から数えているので、金土日月火水木がくりかえし21回あってあと2日は金土となりますね。つまり最後の日の9月1日は土曜日となります。

割り算のこの働きは非常におもしろいですね。でも小学生の高学年になると少数で答えをだすクセがついてしまい、この割り算の商と余りで考えるのが苦手になるものです。

[補足]

前回での199÷4=49…3の説明

199個を4個ずつ区切るとその1つ1つは4の倍数を○それ以外を×とすると×××○となりますね。すると余りの3のうちわけは×××となるので4の倍数は49個となるのです。

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